いつものお掃除が運動になる!超簡単ずぼらメソッドで体も気分もスッキリ
掃除はするけど、運動は…と思っていませんか?
日々の家事、本当にお疲れ様です。特に育児や仕事に追われていると、「自分のための運動時間なんて取れない」と感じる方も多いのではないでしょうか。
「運動しなきゃいけないのは分かっているけど、時間がないし、正直めんどくさい…」
そうですよね。疲れているのに、わざわざ運動着に着替えて、特別な時間を作るのは億劫に感じるものです。でも、もし、いつもの家事が、そのまま体のメンテナンスにつながるちょっとした運動になったらどうでしょう?
実は、毎日の「お掃除」は、立ったり、かがんだり、腕を動かしたりと、全身を使う動作の宝庫です。これらの動きにほんの少し「意識」を加えるだけで、立派な「ずぼら運動」になります。
今回は、究極の運動嫌い・めんどくさがり屋さんでも大丈夫。いつものお掃除のついでにできる、超簡単なずぼら運動メソッドをご紹介します。特別な道具は一切不要。いつもの掃除をしながら、体も気分もスッキリさせてみませんか?
掃除の種類別:いつもの動きに「ちょい足し」ずぼら運動
特別なフォームを意識したり、激しく動いたりする必要はありません。いつもの掃除の動きに、ほんの少しだけ体の使い方を意識するだけです。
1. 床を拭くとき(フローリングワイパーや雑巾がけ)
床を拭く動作は、自然と前かがみになったり、膝を使ったりします。この動きを少しだけ意識してみましょう。
- ちょい足しポイント:
- 床を拭くとき、軽く膝を曲げた状態を意識してみましょう。太ももの前面にじんわり効いているのを感じられるかもしれません。深く曲げなくても大丈夫です。
- 雑巾がけをする場合は、四つん這いにならずに、立ったままワイパーを使うような姿勢で体を左右にひねりながら行うと、お腹まわりの軽い運動になります。
2. 窓を拭くとき
窓や壁の高いところを拭くのは、腕を大きく動かす良い機会です。
- ちょい足しポイント:
- 腕を伸ばして拭くとき、体側も一緒に伸ばすようなイメージで、遠くのものを取るように動かしてみましょう。脇腹が伸びるのを感じられるはずです。
- 同じ場所を拭くときも、腕だけでなく、体全体を使って(軽く腰を回すように)動くと、より効果的です。
3. 掃除機がけをするとき
掃除機を持って家の中を移動するのも、実は全身運動です。
- ちょい足しポイント:
- 掃除機を押したり引いたりする際、お腹を少しだけ凹ませるように意識してみましょう。軽い体幹トレーニングになります。
- 部屋を移動する際に、いつもより少しだけ大股で歩いてみるのも良いでしょう。無理のない範囲で、ですが。
4. 片付け・整理整頓をするとき
高い場所にあるものを取ったり、低い場所のものを片付けたり。これもチャンスです。
- ちょい足しポイント:
- 高い場所のものを取るときは、つま先立ちになってみましょう。ふくらはぎの運動になります。不安定にならないように、壁などに手をついて行っても構いません。
- 低い場所のものを取る・片付けるときは、膝を軽く曲げたり、片足を後ろに引いてランジ(片足を前に出し、後ろ足の膝を曲げる動作)のような姿勢になったりしてみましょう。これも太ももやお尻の運動になります。
ずぼら掃除運動を続けるためのヒント
「よし、やるぞ!」と意気込む必要はありません。あくまで「ついで」「ながら」で大丈夫です。
- 完璧を目指さない: 今回紹介した動きを、全ての掃除で実践する必要はありません。今日は床拭きの時だけ、明日は窓拭きの時だけ、といった具合に、できるときに、できる範囲で取り入れましょう。
- ながらでOK: 音楽を聴きながら、今日の夕飯は何にしようかなと考えながら…いつもの「ながら掃除」に、体の意識をほんの少し加えるだけです。
- 意識するだけで十分: 大げさな動きは不要です。「あ、今、ちょっと膝を曲げてみよう」「脇腹を伸ばしてみよう」という「意識」を持つことが第一歩です。
- 無理はしない: 体調が優れない日や、本当に疲れている日は、いつも通りの掃除だけで大丈夫です。続けることが大切なので、無理して体を痛めてしまっては本末転倒です。
まとめ:いつもの習慣を味方につけよう
新しい運動習慣をゼロから始めるのは、正直大変です。だからこそ、私たちは「いつもの習慣」の中に、無理なく続けられる運動のタネを見つけます。
今回ご紹介した「ずぼら掃除運動」は、毎日の掃除という避けられない家事を、ちょっとだけ自分の体に向き合う時間に変える方法です。大掃除の日だけでなく、普段のちょっとした掃除から意識してみてください。
ほんの小さな意識の変化が、積み重なると大きな違いを生むかもしれません。お掃除が終わった後に、体も心も、そして家もスッキリ!という一石三鳥を、ぜひ体験してみてください。まずは、次の掃除からどれか一つ、試してみてはいかがでしょうか。