三日坊主さんでも大丈夫。ずぼらでも「続けられる」ようになる超簡単なコツ
毎日少しでも体を動かした方が良いとは分かっていても、「なかなか続かない…」とお悩みではありませんか。
せっかく運動を始めても、数日でやめてしまったり、気がついたらまた元に戻っていたり。そんな経験は、もしかするとあなただけではないかもしれません。特に、運動があまり得意ではない、時間も体力もないという方にとって、「継続する」ことは大きな壁のように感じられることがあります。
この壁を乗り越えるには、ストイックに頑張る必要はありません。むしろ、ずぼらさんでも「これならできるかも」と思えるくらい、ハードルをぐっと下げてみることが大切です。今回は、三日坊坊主になりがちな方や、どうにもめんどくさい気持ちに勝てないというずぼらさんが、運動を無理なく「続けられる」ようになるための、超簡単なコツをご紹介します。
なぜ「続けるのが難しい」と感じるのでしょうか？
まず、運動を続けるのが難しいと感じる背景には、いくつかの理由が考えられます。
- 完璧を目指しすぎる: 「毎日〇分やらなければ意味がない」「決められたメニューをこなさなければ」など、最初から高い目標設定をしてしまいがちです。
- 成果を急ぎすぎる: すぐに目に見える効果がないと、「やっても無駄かも」とモチベーションが下がってしまうことがあります。
- 「めんどくさい」気持ちに負ける: 疲れていたり、気分が乗らなかったりすると、つい「今日はいいか」となってしまいがちです。
- ご褒美がないと頑張れない: 外的な報酬がないと、継続する理由を見失ってしまうことがあります。
これらの理由は、どれも真面目な方や、これまであまり運動習慣がなかった方ほど陥りやすい落とし穴です。ずぼらメソッドでは、これらの落とし穴を避け、「続ける」こと自体を最優先にする考え方を取り入れます。
ずぼらでも「続けられる」ようになる超簡単なコツ
それでは、ずぼらなあなたでも無理なく運動を継続するための、具体的なコツを5つご紹介します。どれも今日からすぐに試せることばかりです。
コツ1：完璧を目指さない。「やらないよりはマシ」の精神を持つ
最も大切なのは、「完璧でなくても良い」と割り切ることです。例えば、「腕立て伏せを1回だけ」「スクワットを3回だけ」でも良いのです。目標の運動メニューのほんの一部でも、たとえ数秒だけでも体を動かしたら、「今日の運動はクリア！」としてしまいましょう。
「少しでも体を動かした」という事実が、あなたの自信につながります。「全くやらなかった」という日をなくすことが、継続への第一歩です。
コツ2：記録をつけない。成果を求めない
「毎日記録をつけて、体重や体脂肪率の変化をチェック！」といった方法は、真面目な方には向いているかもしれませんが、ずぼらさんにとってはプレッシャーになる可能性があります。数値目標を設定したり、細かい記録をつけたりすることは、最初は避けましょう。
大事なのは、運動そのものを楽しむこと、そして「今日も体を動かせたな」というポジティブな気持ちを持つことです。成果は後からついてくるものと考え、「まずは続けること」だけに焦点を当てます。
コツ3：他のこととセットにする（アンカリング）
何か特定の行動と運動をセットにすることで、運動を習慣化しやすくなります。これを「アンカリング」と呼びます。
- 歯磨きをしている間、かかとの上げ下げをする。
- テレビのCM中だけ、足踏みをする。
- お湯が沸くのを待つ間、簡単なストレッチをする。
- 電子レンジが温めている間、つま先立ちをする。
このように、普段の生活の中で必ず行う行動に紐づけることで、「運動しなきゃ」と意気込むことなく、自然と体を動かす機会を作ることができます。
コツ4：ご褒美を設定しない。習慣自体をご褒美にする
「〇〇をしたら、デザートを食べよう」「〇日続いたら、欲しいものを買おう」といった外的なご褒美は、効果がある場合もありますが、ご褒美がないと続かなくなるリスクもあります。
それよりも、運動をした後の「体が少し軽くなったな」「気分がスッキリしたな」といった内面的な変化に目を向けましょう。運動すること自体が、心と体にとって良いことなのだという感覚を育むことが、長期的な継続につながります。運動後の心地よさを、習慣化のための「ご褒美」として捉え直してみましょう。
コツ5：やらない日があっても気にしない。すぐ再開する
「昨日できなかったから、もうダメだ…」と落ち込む必要は全くありません。忙しかったり、疲れていたりして、どうしても運動ができない日があっても、それは自然なことです。
大切なのは、できなかったことを悔やむのではなく、「また今日から始めよう」と気持ちを切り替えることです。一度途切れても、次の日からまた何事もなかったかのように再開すれば良いのです。完璧な継続ではなく、「リカバリーできる力」こそが、ずぼらさんが継続するための鍵となります。
まとめ：小さな一歩を積み重ねて
運動を「続けられない」と感じてしまうのは、あなたがずぼらだから、意志が弱いから、というわけではありません。もしかしたら、これまでの運動に対する考え方が、あなたの生活スタイルや性格に合っていなかっただけかもしれません。
今回ご紹介したコツは、どれも運動そのもののハードルを下げるというよりも、「継続」という行為のハードルを下げることに焦点を当てています。完璧を目指さず、「やらないよりマシ」の精神で、まずはどれか一つでも試してみてください。
小さな一歩でも、踏み出し続けることで、いつの間にか運動があなたの生活の一部になっているはずです。運動を義務ではなく、心地よい習慣に変えていくために、これらの「ずぼら継続のコツ」をぜひ活用してみてください。