スマホを見る「ついで」にできる超簡単ずぼら運動
「運動しなきゃ」と思っていても、なかなか始められない。でも、ついつい長時間スマホを見てしまう。そんな経験はありませんか。
私たちは普段、意識していなくても多くの時間をスマホと共に過ごしています。この「ながらスマホ」の時間、「ついで」に体を動かす時間に変えてみませんか。特別な準備は何もいりません。スマホを見ながら、座ったままでも、立ったままでも、ベッドの中でもできる、超簡単な運動をご紹介します。
なぜ「スマホを見ながら」の運動がずぼらさんにおすすめなのか
運動が苦手な方や、まとまった時間が取れない方にとって、新しく運動の時間を確保するのは大きなハードルです。しかし、既に習慣になっている「スマホを見る」という行動に「ついで」に運動を組み込むことで、驚くほどスムーズに始められ、続けやすくなります。
- 新しい時間を確保する必要がない: いつものスマホ時間がそのまま運動タイムになります。
- 特別な場所や準備がいらない: 自宅のソファや椅子、ベッドの上など、スマホを見ている場所でそのまま行えます。
- 「ちょっとだけ」でOK: 長時間行う必要はありません。コマーシャルの間だけ、アプリを起動するまでの数秒だけ、といった短い時間でも十分です。
この方法なら、「運動するぞ」と意気込む必要はありません。あくまで「ついで」なので、気楽に試すことができます。
スマホを見ながらできる超簡単運動
ここでは、スマホを操作したり画面を見たりしながらでも取り組みやすい、簡単な運動をいくつかご紹介します。無理のない範囲で、まずは一つから試してみてください。
座ったままできる運動
ソファや椅子に座ってスマホを見ている時に。
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足首くるくる回し:
- 椅子に座ったまま、片方の足のつま先を床から少し浮かせます。
- 足首をゆっくりと大きく回します。内回し、外回し、それぞれ5回ずつ程度を目安に。
- 反対の足も同様に行います。
- ポイント: 足首の血行を良くし、むくみ対策にも役立ちます。
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つま先上げ下げ:
- 椅子に座り、かかとを床につけたまま、つま先だけをできるだけ高く上げます。
- ゆっくりとつま先を下ろし、今度はかかとを上げてつま先立ちの状態になります。
- この動きを10回程度繰り返します。
- ポイント: ふくらはぎの筋肉(第2の心臓とも呼ばれます)を使います。
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軽い肩回し:
- 座ったままで、肩を前回し、後ろ回しにそれぞれ5回ずつ程度回します。
- ポイント: 肩周りのこわばりを和らげます。スマホを見ながらでも行いやすいです。
立ったままできる運動
キッチンで立ちながら、テレビを見ながら、などスマホを見ている時に。
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かかと上げ下げ:
- 壁や椅子などに軽く手をついて体を支えながら、ゆっくりとかかとを上げ、つま先立ちになります。
- ゆっくりとかかとを下ろします。
- この動きを10回程度繰り返します。
- ポイント: ふくらはぎを刺激します。バランスが不安な方は、必ずどこかにつかまって行ってください。
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その場足踏み:
- その場で軽く足踏みをします。大股にする必要はありません。
- 1分間程度を目安に行います。
- ポイント: 体を軽く動かすことで、血行が促進され気分転換になります。
寝たままできる運動
ベッドや床に寝転がってスマホを見ている時に。
- 手足ぶらぶら:
- 仰向けになり、手足を天井に向けて上げます。
- 力を抜いて、手足を小刻みにぶらぶらと揺らします。
- 30秒から1分程度を目安に行います。
- ポイント: 手足の末端の血行促進に役立ちます。
続けるためのちょっとしたコツ
「ついで」の運動は、頑張りすぎないことが何より大切です。
- 完璧を目指さない: 毎日できなくても、数日に一度でも大丈夫。「今日はこれだけできた」と自分を褒めてください。
- 「ながら」を意識する: スマホを見るのを中断して本格的な運動をするのではなく、あくまでスマホを見ながら行うことを徹底します。集中しすぎる必要はありません。
- 「気がついたらやる」を習慣に: 「スマホを見始めたら、まず足首を回そう」「広告が流れている間に肩回しをしよう」など、自分の中で小さなルールを作ってみるのも良いかもしれません。
これらの運動は、健康維持や軽い運動不足解消に役立つ可能性があります。ただし、痛みを感じたり体調が悪くなったりした場合はすぐに中止してください。
まとめ
運動嫌いさんにとって、「スマホを見ている時間」は、実は運動を取り入れる絶好のチャンスです。特別な準備や時間確保は不要。「ついでにちょっと体を動かしてみるか」くらいの軽い気持ちで始めることができます。
今回ご紹介した運動は、ほんの一例です。ご自身の体調やライフスタイルに合わせて、心地よく続けられる方法を見つけてみてください。小さな一歩が、きっと心と体の変化につながるはずです。